いつも『8050問題』として実家のことをあれこれ書いておりました。
ついに、『小説8050』林 真理子作 を読むことが出来ました。
面白過ぎて、1日で読んでしまいました。
やっぱり林真理子さんの小説好きだなあ(*´з`)
タイトルでずっと気になっていて、我が実家の話と共通するのかと思って、Amazonのkindleでダウンロードだけしておりました。
2か月ほど前にkindleを購入し、購入特典として初回1,000円OFFが付いていたので、それを使いました。
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が、時間が取れず、ずっと放置していたのですが、最近のあまりの暑さに、家の片付けや掃除を諦め、読書は秋ではなく真夏にすればいいんだ!と思い直し、やっと重い腰を上げました。
題名から察するに80代と50代の親子の物語と思っていましたが、いじめや不登校問題でした。
若き頃は本が好きで、特に林真理子さんの小説が一番好きでした。
景色や小物や服装の描写が、ほんの少し意地悪テイストな女性目線で描かれているのがリアルに想像できて映像が目に浮かびます。
斜め上から見ているようなねっとりした表現(ねっとりという単語を林さんはよく使われます)誰でも持っている心の奥底のいやらしさが見て取れるような描写に吸い込まれるのです。
こういう描写が嫌いな方もおられるかもしれませんが、私は若い頃から好きでした。
久しぶりに林さんの小説を読んでみて、『これこれ、この感じ』とわくわくしながら一気に読み進めてしまいました。
NHKで4話か5話ぐらいで連ドラ化しそうな感じですがどうでしょう?
とにかく、すべての場面が頭に浮かんで、リアルに想像できるので、早く先が読みたくてたまらなくなり、どの場面も気が抜けませんでした。
私の場合、小説を読みだすと、スロースターターで、初めの10ページから20ページくらいは何日もかかってしまい、面白ければ、その後はスピーディーに読めるのですが、ここまで一気に読めた本は初めてかもです。
文章は短く読みやすく、それなのに、的確な描写でそれぞれの人物の気持ちになりきることが出来て、これはノンフィクションなのかと思ってしまうほどでした。
あんまりおもしろいので、逆に結末にがっかりしたら嫌だなと恐れていましたが、
この本は『えっ?そういうことになるんだ⁈』と驚きの展開になりつつ、しっかり読者が満足できることに感服しました。
とにかく、面白い!一気に読める!
そして、Amazonのサイトにコメントが載っていた、森三中の大島美幸さんの「ただただ苦しい。悔し涙が止まらない』という言葉に納得です。
私はいじめの経験はないのですが、当事者のどの人の気持ちにもなれる本なのです。
最後はすべての登場人物を応援したくなる、がんばれ!と思いながら涙が流れる、そんな小説です。
いよいよ8月になりました。暑すぎる夏をどう乗り越えようか?
そうだ!読書をしよう!
それでは今日もありがとうございました(@^^)/~~~
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