父の入院と氷のような私

実家問題
スポンサーリンク
当サイトはプロモーションを含んでいます

今日から父が入院となりました。

大病院で最終の検査結果を見て、どういう方向で進んで行くかの話し合いが一昨日ありました。

結果、痛みを和らげながら自宅で余生をゆっくり過ごして行けたら・・・ということになりました。

医療用麻薬を飲んだり、その他の痛み止めの使い方も父があまり理解してないようなので、入院して看護師さんの指導の下、しっかり薬の飲み方を覚えましょうということになりました。

85歳という年齢なので手術なんてあり得なく、抗がん剤か放射線治療かというのもほぼ前例がないのでそれをすることによってどうなるかは未知数で、逆に命をおとすことになるかもとも言われました。

父としては抗がん剤治療に望みを持っていたようですが、先生からは否定的な言葉ばかりでした。やはり、しんどくなりすぎてそれに耐えられないと思うとのこと。それでも抗がん剤しますか?その覚悟はありますか?ってことでした。

肺がん自体が4週間前と比べて密度が高く、かなり進行していたので、日増しにしんどさは激しくなっていました。

実は昨日は、入院前ということで、父一人で散髪・歯医者・かかりつけ医と行ったりして、時間が不規則になり、食事も薬もきちんと飲めませんでした。

最後に行ったかかりつけ医がめちゃくちゃ混んでたみたいで帰って来たのが夜の8時を過ぎており死にそうになりながら帰って来たのです。

息が苦しそうで倒れこむようにソファでずっとはあはあと言ってて、しかも、紙パンツ履いていたのにズボンにおしっこがダダ洩れ状態でした。

わたしがお風呂に入って着替えないとと言っても、

『それどころやない、苦しくて死にそうなんや。やいやい言わんといてくれ。』と言います。

薬飲むように言っても、それどころじゃない、しんどい、死にそうばかりです。何を言っても無駄って感じでした。

本当は優しい言葉が欲しかったんだと思います。

優しい娘ならさすってあげたり、介抱してあげるんでしょうけど、私はおしっこを漏らしたままの状態でソファに座っている父に嫌悪感を持ってしまって、氷のような冷たい人間になってしまってました。

私が何を言ってもしんどい、痛い苦しい、もうどうでもいいとしか言わないので、もう放っておこうと思って、父のぜぇぜぇはぁはぁが治まるまで隣の部屋に逃げました。

10分近くほったらかしにしてたら、『誰かそばに来てくれ、助けてくれ』とあえいでいます。

仕方なく、私も『何?どうしたいの?』とややつっけんどんに言ったら、苦しそうに『薬飲む』と言いました。薬を飲む気になって医療用麻薬も飲んで、だんだんと落ち着きました。

いろんな薬を飲むので、副作用の眠気が激しくそのままうたた寝して食事もいらんと言って、歯も磨かず、なんとか2階に上がって寝てしまいました。

足の筋力がガタ落ちしているので階段もめちゃくちゃ危なっかしく、上がり切ったらもうハイハイしながら寝室の布団に入るほどでした。1階の母の介護ベッドに寝るように毎日言ってるのに、言うことを聞いてくれません。

こうして、本日午前中に入院しました。

もうこの家に父も母もいなく、なんだか寂しくなってきてしまいました。父の存在があまりに大きく、でも、近い将来本当に私たち子供だけになるんだなあとしんみりしちゃってます。

がんの進行が思ったより早く、先生は余命とか言われませんでしたし、しっかり薬でコントロールできますとおっしゃってくれてます。

ゴールデンウイーク明けには退院してまた父のお世話をと思っていますが、すんなりと退院できるのかわからないなあと、父がもう一度この家に帰って来ることが出来るのか不安になってきました。

まだ、何も話し合い出来ていないし、長兄のこと、お寺やお墓のこと、銀行などのお金関係のこと。何も知らない状態です。

本を買って調べなければいざという時困り過ぎます。

遅すぎですよね。今まで避けてのらりくらりと過ごしてきたのが一気に押し寄せてきました。父がなんでも自分の思い通りにするのにかこつけて、知らん顔してきた罰が当たったようです。

父はまた帰って来てきちんと整理して私たちに話するつもりですがそれが出来るのかはわかりませんからね。

父の入院は大部屋なので、面会も禁止です。

ということで明日から富山に帰ることにしました。偶然ですがゴールデンウイークに入り、夫や子供たちも帰省してくるので久しぶりに5人で数日間は過ごせそうです。パートの仕事も入れました。人手不足で困っていたようなので知らん顔出来なかった(>_<)

がらんとした(父がいないので。実際は物であふれております)リビングのテーブルの上にお土産の手提げがぽつんと置いてあることに先ほど気づきました。

中身は大阪土産の昆布の詰め合わせでした。昨日、あんなにしんどがっていた父ですが、途中お店で富山の義母さまにお土産を買ってきてました。いつもそれを持たせてくれていたのです。

そういうことは律儀にするんですよねぇ。買ってきたことも言えないくらいしんどくて辛かったんですね。

昨日は、氷となった私なのにこんなもの見つけたら後悔の念が押し寄せてきて、このまま父が帰って来れなかったらと思うと恐怖です。なんであんな態度をとってしまったんだろう?親不孝過ぎました。

今日は、今の気持ちをつらつらと書いただけのブログとなってしまいましたね。読んで下さってありがとうございますm(__)m

それでは今日はこのへんで(@^^)/~~~

にほんブログ村 介護ブログ 在宅介護へ
にほんブログ村

👆よろしければ応援クリックお願いします

コメント

タイトルとURLをコピーしました