発達障害の兄と暮らす家族の現実

実家問題
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大阪帰省の最後の夜、次兄とゆっくり話をする時間がありました。

墓じまいの後のこと

まずは墓じまいのこと。

以前ブログにも書いた内容を報告すると、

「お仏壇はどうしはんの?とご住職が聞いておられたよ」

と伝えました。

すると兄は少し考えて、

「仏壇はそのまま置いておこうか。そんなに慌てんでもええやろ。やっぱり何か形は残しておきたい」

と言いました。

毎朝、お水だけは供えてくれているようです。

両親が大切にしてきたものを、兄なりに守ろうとしている気持ちが伝わってきました。

仕事への不安

話は仕事のことにも及びました。

兄は昔ながらの職人です。パソコンやAIを使えるわけではありません。

「もう60歳を過ぎた、昔ながらのやり方しかできへん爺さんやから、会社としては俺なんか要らんのや」

そんなことをぽつりと話していました。

お給料も以前よりかなり減ったそうです。

年齢を重ねるにつれ、自分の居場所や将来に不安を感じている様子が伝わってきました。

一緒に暮らすストレス

そして一番大きな悩みは、長兄との暮らしでした。

私自身も今回4〜5日実家で過ごしましたが、それだけでも

「一緒に暮らすのは無理だな…」

と感じる場面が何度もありました。

次兄は長兄の障害を完全に理解できるわけではないけれど、

「仕方ないし、かわいそうやな」

という気持ちも持っています。

だから出張のお土産を買って帰ったりもするそうです。

でも返ってくる言葉は、

「ん。」

それだけ。

感謝してほしいわけではない。

でも、もう少し言い方があるんじゃないか…。

その気持ちは痛いほどわかります。

今回、私も551蓬莱の豚まんを買って帰ったことがありました。

「豚まん買ってきたよ。」

そう言って渡しても返事は「ん。」

夕食後に2個入りを渡したのですが、その日のうちに2個とも食べてしまっていました。

明日に残しておこうという発想はありません。

もらったものは全部食べる。お腹がいっぱいという感覚がないのだろうか?

これも発達特性の一つなのだろうと思います。

私が初日に渡したお土産の鯖寿司は、夕食も食べてさらに鯖寿司も全部食べてありました。お腹どうなってんの?と思います。案外痩せてるのにな。

両親にずっと身の回りのことをしてもらってきたため、「やってもらって当たり前」という感覚になってしまっている部分もあるのでしょう。

思わず、「私はお母さんじゃない!」と言いたくなることがあります。

カサンドラ症候群という言葉

そんな話をしていると、次兄がこう言いました。

「カサンドラ症候群って言うんやて。俺みたいな立場の人がなるみたいや。」

ちょっとAIで調べてみました。

身近な人に発達特性があり、情緒的なやり取りや共感を十分に得られないことで、もう一方が強いストレスや孤独感を抱え、心身の不調をきたす状態を指す。

ただ、カサンドラ症候群という言葉は医学的な正式名称ではなく、あくまでこうした関係性から生じる二次的な適応障害を総称する言葉として使われている。

なるほど…。

確かに、その気持ちは理解できます。

もし私が長兄と二人きりで生活することになれば、同じように心が疲れてしまう気がします。

独り言が大きいし、真夜中に掃除機かけたりするし、名前を呼びかけたら毎回「わあああ!!」と大袈裟に驚くし、人の気持ちを理解できないし、言われたことしかできないし。

あ、なんか悪口になってしまう……

息抜きできる場所が欲しい

次兄は、

「家を完全に出たいわけじゃない。でもアパートを借りて、自分が息抜きできる場所が欲しい。」

と言っていました。

その言葉を聞いて、次兄もかなり追い詰められているのだと感じました。

この先のこと

本当は長兄がグループホームなどに入って安心して暮らせるようになったら、私たち家族も安心できます。

でも長兄の気持ちを考えると、

「家を追い出す」

そんなふうには到底できません。

両親がいなくなった今、障害を持つ兄をこれからどう支えていけばいいのか。

こうして文章にしてみると、その現実の重さに改めて胸がざわつきます。

答えなんてないのでしょう。

やれやれ、自分の息子のことで悩み多いと思っていましたが、やっぱり、実家の兄たちの方が断然心配なことだらけです。

長兄は来年65歳になります。そうなったら現在の障害者福祉から老人福祉に移行するとかなんとか、以前言われました。

その時にまた考えれば良いわと思いつつ、次兄のことも気掛かりなのでした。

答えは無いので今日のところはこれにて失礼します( ^_^)/~~~
相変わらずの長文失礼しました。

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