退職というリセットボタンを押した次男

双極性障害
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少しご無沙汰していましたが、今日は次男の近況について書かせていただきます。

このたび、7月末をもって会社を退職することが決まりました

思い返せば、休職に入ったのは2月初め。
半年近く、自宅で静かに過ごす日々が続いていました。

この間、診断書を3度出しており、その3回目の期限がちょうど7月末。
たぶんお医者様にお願いすればまた3ヶ月とかの診断書を書いてくれたとは思います。

でも、今のままじゃ何も変わらない。なんとか抜け出したい。
そして、自分の気持ちと向き合いながら出した決断が「退職」だったようです。


引きこもったままではいられない。でも…

次男は今も「頭の中がごちゃごちゃして整理がつかない」と言います。
本当は前に進みたいし、家に閉じこもってばかりなのは嫌。でも、会社に籍があると職安にも行けず、何も始められないことが、かえって不安を増しているようです。

それに、毎月末に届く社名入りの封筒を見るのもつらかったようで…。社会保険や税金の案内であることはわかっていても、それが「現実を突きつけられる」ように感じるみたいです。

本来なら、休業補償手当の最長1年半を使って心身を整える選択もあったはず。
私も内心、それが一番“賢い”やり方ではないかと思っていました。

でも、ずっと家に引きこもり、外出は2週間に一度の通院だけ。
それが何ヶ月も続くと、息が詰まるような思いになるのも当然のことです。

「このままじゃ、ほんとうにおかしくなりそう」
そう感じた次男は、「いったん区切りをつけたい」「リセットしたい」と、自分から退職を選びました。


正解なんて、きっと今はわからない

正直、この決断が吉と出るのか凶と出るのか、まったくわかりません。

私自身、これまでに「あのときあんな選択しなければよかった…」と思った経験もたくさんあります。だから今回も、何が正解だったのかは、ずっと後にならないと見えてこないと思います。

それでも、「今を変えたい」「このままじゃダメだ」という本人の思いを尊重するしかありません。
前に進みたい、――その気持ちが、今回の決断につながっていることだけは確かです。
私もまた息子の笑顔が見たいです。そんな日が来てくれることを願うばかりです。


息子の不安、私の不安

本当はもっと、たくさん息子と会話がしたい。
でも、本人に気分の波があるため、うまくタイミングが合いません。

なにか話しかけたいけど、それで気分を害されるんじゃないかと、こちらも怖くて…。
まるで、地雷を踏まないように歩いているような日々です。


上司へLINE

さて以前、「退職代行使う」とか言ってた息子ですが、結局直属の上司にLINEで退職の報告をしました。

どんな文にしたらいいか聞かれたので、

私

ご迷惑をおかけしています、とかの言葉を初めに入れるんやよ

等と教えました。ほんとに何も知らないものですから。

その後、庶務の女性から私宛に確認のメールが届き、息子が勝手に送ったんじゃないかと心配してくれたみたいでした。

次男
次男

いろいろ教えてもらってようやく慣れてきたところだったのに。
人手が足りない職場だから、迷惑かけてしまうな。

と、申し訳なさそうに話していました。

給料がもらえて、身分が保証されている会社員という立場から、
なんの保証もない世界へ飛び出すのは、とても怖いことだと思います。


「今の時代、転職は当たり前」って言うけれど

今の時代、転職は珍しいことではないし、「辞めてもまた次がある」とよく言われます。

でも、次男のように心に病を抱えてしまった若者にとっては、そう簡単に気持ちを切り替えられるものではありません。

周囲が気軽に言う「大丈夫だよ」「若いんだからやり直せるよ」という言葉も、
本人にとってはプレッシャーにしかならないこともあります。

そして…
本人が一番悩んでいるのはもちろんですが、親である私も、どこかずっと心が晴れずにいます
このまま、息子はちゃんと独り立ちできるのだろうか?
私たち親を頼らず、ちゃんと生きていけるのだろうか?

不安を挙げればきりがありません。


それでも、信じて見守るしかない

明日には会社側から退職の書類を発送する予定だそうです。
また気持ちが揺れたり、イライラしたりするかもしれませんが、
どうか、7月中にスッキリと一区切りつけられますように

親としてできることは多くありません。
だからこそ、せめて見守る姿勢だけは、しっかり持ち続けていたいと思っています。


正解はいつだって「あとから」わかるもの。
今は、ただ、前に進む力を信じたい――そんな心境です。



それでは今日もありがとうございました(@^^)/~~~

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