家を売ってお金を全部使いきって終わりたい

先日4日間実家に帰省していました。

2年ぶりくらいに電車に乗りました。

超久しぶりの大都会。

最期は大阪に戻りたいと思っていましたが、どこも人だらけで怖く感じました。もう無理かもです。

車ではなかったので、実家の要らない物とかをこっそり持ち出す作戦は決行できませんでした(~_~メ)

母は徐々に弱ってきている

ひと月半振りに会う母の様子はほとんど変わらないように見えて、でも確実に衰弱しているように思います。

コロナの後遺症なのか、数日前まで肺炎で高熱が出ており、ずっと点滴していたそうです。

私が行った時はほぼ治まっており、心配はない様子でした。

私のことを分かってくれているかどうか。

『分かる？』と聞くと、ほんの少し頷きます。

父はまだまだ諦めていません。月に２回のお医者様の往診がちょうどありました。

もっと元気が出る薬を出してほしい

せめて、口から何か（アイスなど甘くておいしいもの）を含ませてやりたい

と願っている父ですが、喉も衰えており、舌も動かせず、何より母にまったくその気がないのです。

そこをどうにかして欲しいと訴えています。

看護師さんも父の言うことを丁寧に聞いてくれていますが、結局のところ、『また、様子見て徐々にね』って感じです。

私はやり取りを聞いていて、父の気持ちもすごくわかるし、看護師さんの「そう言われてもどうしようもない、お父さん頑張ってはるね、えらいね」って思ってくれているのもわかり、自分が何も出来ていない歯がゆさでいたたまれなくなります。

不信感いっぱいの父

介護施設のケアマネさんが父に『娘さんはいつ帰ってきはるの？』としょっちゅう聞いてくると父は言います。

看取りとは、いよいよ母が危なくなったら、施設に引き取って最期の時を迎えるようにすることらしいです。

あんまり言うから身構えてしまってましたが、ふたを開けたら、ホントに一度私にご挨拶をってことだけで、胃ろうや看取りの話は何もでませんでした。

お医者様も看護師さん達もみんな、お父さんが一番大変で倒れないか心配だと言います。私もそう思います。

こんな状態がもう１年半です。いつまで続くのかも分かりません。

高３息子が卒業して無事に就職できたら、私が仕事を辞めてでも、実家に住むのがいいような気がしてきました。

でもそうすれば、私がすべて、兄たちの食事の世話まですることになるのは目に見えており、それもなんか違うよねぇと思ったり。

昔から母に言われていた言葉

なんかあったら頼むで、あんたは女の子なんやから。あんただけが頼りや。

と言われ続けていたのが重くのしかかってきます。

このまま、月一回帰省してちょっと世話するだけで、私は後悔しないのか？

富山でぬくぬくと、ブログ書いたり、友人とランチに出かけたりしているのが、後ろめたい気持ちになります。

パートも辞めるとなると収入がなくなるのは怖いし、すごく迷惑かけるし(-_-;)

父もずっと苦しんでいるし、私も悩み続けるし、

人生、ああー、楽だ、楽しい、なんも悩みない

ってことは永遠に来ないんだろうなあと思います。

父は、長兄の問題が解決して、お母さんを看取ったら、もう、好きなことしてゆっくりすると言ってます。

でも、神様はそんなことは許さず、人には試練を与え続ける気がします。

父と長兄　役所に相談する

長兄の障がい者認定について少し進展していました。

父は一年ほど前から、長兄のことを役所に相談しており、兄を役所に連れて行き、面談もして、身体障害者６級と認定されるようです。

これは軽い部類なので、お金が下りることはありません。

問題は精神障がいの方です。これは、兄の大学時代（４０年前）に初めて精神不安定で病院に行った時の記録を探すところからですが、役所の方が親身になって行動して下さり、記録も見つかり、（普通はカルテは５年保存が原則）精神疾患の病院はずっと記録を残す義務があったから見つかったそうです。

ちなみに、当時の診断は強迫神経症です。

このへんの詳しいことは過去の記事に書いてます。

父の奮闘

4日間実家に滞在してます。寝たきり母の介護に日々奮闘している父を労うはずが、しょうもないことで言い合う父娘。兄弟三人絶賛親不孝中？？　長兄の抱える発達障害（アスペルガー症候群？）が、結局のところ我が家の一番の問題なのでは？

kaji-kaji-channel.com

結局、担当の方が二人就いて下さり、今週にでも兄と病院に行って検査？診察？してもらって、精神障がいの認定をもらえるようにするそうです。

そうなれば、障害年金もおりるみたいで、少しは安心して暮らせるようになる？のかなあ？

そして、役所の担当の方が兄に、精神的な障がいのある人が働いたり、お話ししたりする場所があるから行ってみたらとの誘いに、本人は行ってみると言ったそうです。

驚きです(＠_＠;)　他人と交わったことがほとんどないのですから。

でも、実は、兄自信が、そういう施設があることを知っていたみたい。自分でネットで調べてたんですねぇ。

兄なりに苦悩していたんだと思うと胸がキュッと痛みます。

せっかく生まれてきたのに、友達もいなく、美味しいものを食べに行ったこともなく、私の価値観で比べても仕方ないけど、なんのために生まれてきたんだろう？　

きっと意味はあるはずなのに。

愚痴は止まらず

次兄については、職人さんとして忙しく働いていますが、今回は出張中で会えず、父からは次兄に対する文句を百ほど聞かされました。

一緒に暮らしていると、余計に（歩くスリッパの音までも）腹立つようです。

せめて、私がいる間に手作りの料理をと頑張るのですが、そうするとお酒が進み、愚痴がとめどなく湧き出て、私の顔は苦痛でゆがみます。でも、父はお構いなしです。

次兄のことだけではなく、８０年も昔の親族に対する恨み節も・・・・

そういえば、母が毎晩、今の私みたいな顔をして父の晩酌に付き合っていたなと思い出しました。

今はただベッドで寝ているだけの母を見ながら、

あの頃は母に父の話を押し付けて逃げていた私だけど、今、私の番になったんだな。お母さんはもう気にせずゆっくり寝ててね(*^^*)

という悟りを開いたみたいな感情が芽生えました。

父はみんな揃った時に今後のことも話しておきたいと言います。

お墓のことや家のこと、まだまだやらねばならないことが山積です。

母を看取り、長兄がどうなるかすっきりできたら、家を売って自分で全部お金を使ってしまいたいと言います。

母をこの家で自分が看取るということは絶対らしいです。

それが、父の今までの人生に対する答えなのだと思いました。

もう好きにさせてあげたいです。こんなにもいろんなことに恨みつらみばかりで、哀れでしょうがなく思えます。

さあ、私も、自分の好きなことばかりは出来なさそうです。

いつその時が来てもいいように、サボらず、だらだらせず、心の準備をして行こう( ｀ー´)ノ

それでは今日もありがとうございました(@^^)/~~~　長々とごめんなさい。

にほんブログ村

👆よろしければ応援お願いします